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Posted by naturum at

2016年02月07日

日本最古の釣り指南書~クロ助釣行記~

釣果ネタないのでこんなネタで。


日本最古とされる釣り専門書『何羨録』

陸奥国黒石藩3代当主津軽采女が1723年に著したとされる。



『何羨録』序文

「嗚呼、釣徒の楽しみは一に釣糸の外なり。

利名は軽く一に釣艇の内なり。

生涯淡括、しずかに無心、しばしば塵世を避くる。

すなわち仁者は静を、智者は水を楽しむ。

あにその他に有らんか」


上記の史実に基づいて書かれた夢枕獏の小説
 『大江戸釣客伝 上下』



江戸幕府第5代将軍徳川綱吉による「生類憐れみの令」が発布された

元禄時代の釣りキチたちの生き様を描いたものです。

登場人物も松尾芭蕉、その弟子の榎本其角、絵師の多賀朝湖(英一蝶)、

紀伊国屋文左衛門、津軽采女(つがるうねめ)等、歴史に残る錚々たるメンバーに、

津軽采女の義父である吉良上野介義央が赤穂浪士の討ち入りで殺される話などが

複雑に入り組んで釣りというキーワードを元に物語は進んでいきます。

また、江戸湾での釣りに関しても登場人物が生き生きと釣りに興じる情景や、

釣り場所、道具、天候等のウンチクやマニアックぶりもしっかり描かれていますよ。

釣りに関しては造詣の深い貴殿等に一読して頂きたい一冊です(笑)

まだ釣りは微妙な感じです。





  


Posted by 熊モンとクロ助 at 17:54Comments(4)クロ助釣行記